カタカナで書くメンタルヘルスというワードはとても敏感に捉えられてしまう昨今ですが、アルファベットにすると、意外と気軽に使用されています。たとえば、アメリカのメディアのサイトによく「ヘルス(健康)」というカテゴリーがありますが、そこには病気から自分の身を事前に守るヘルスケアと、心を豊かにするマインドフルネス的なもの、もちろん食べもので改善させる健康管理などが紹介されています。そしてプレゼンテーション動画サイトでも「ヘルス(健康)」カテゴリーがあり、ストレスからの解放や、自己改善、自らの将来など自らの存在的なところを問うような感じですね。つまりは全てメンタルヘルス(心の健康状態)に直結しているのではないでしょうか。ただ言葉があまりにもダイレクトなので「ウエルビーング(よりよく生きる)」というように言われる方が多いかもしれません。
さて自分のメンタルヘルスについて、意外と自分では分かっていても、分かっているから頑固に意固地なことしたりとかありませんか?
そんな自分を正しい方向やストレスから解放してあげるための方法がジャーナリングです。
私は突如日記を書くことを2020年2月から始めました。
今まで三日坊主だった私が日記をつけるなんてありえないことでした。
でも気づけば今となっては、日記とジャーナリングの2冊を毎日のようにつけているということです。毎日のようにというのは、ジャーナリングは結構気の向く時だったり、間が開いたりすることがあるからなのです。
私のジャーナリングをするきっかけ
実は林芙美子さんの『放浪記』を読んでからでした。
日々のことを、ただ書き綴っただけの小説(?)なのですが、これが実に面白かったのです。どんな人の人生にもドラマがあるというだけでなく、女性としても勇気づけられる決断や、共感できるところが多々ありました。これは読書の記録の方に改めて書き残していきたいと思います。
そしてこの放浪記ですが、毎日を綴った日記なのですが、とびとびなんです。とびとびで、おそらく林芙美子さんが今日は日記に「いいつけてやる」みたいなこととか、今日は時間があるから「日記と向かい合う」かな、みたいなそんな気持ちが見え隠れしていました。そういう日記だから毎日つけないといけない、というのではなく、書きたい時に書けばいいじゃん、っていうそういうぼんやりとした気持ちから、まずは日記を書くことを決めました。
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ノートとペンだけでまず簡単にスタートできます。
何を書いていいかわからなかった私は、日々何が起こったかを日記のように書いていました。だって、はじめはジャーナリングではなく、林芙美子さん的に日記を書き綴ろうと思ったからです。しかもリラックスしながらなので、かなり殴り書きのように書きこんていました。
天気はどうだとか、一日に起こったこととか。一日の終わりに書くことが多かったので、おおよそその日起こったことを記していたのは確かです。
仕事が忙しい時は抜けていたり、半分くらいで終えていたり、箇条書きにTo Doリストを書いていたり。そんな感じの始まりでした。
ジャーナリングを始めてみましょう。
まず日記でもジャーナリングでもどちらでもいいので、是非ともノートに思ったことを綴ってみてください。
ただしルールは3つあります。
2、ネガティブな他人の批判や悪口は書かない。
3、日記も書いている場合は違う時間帯に書く。
ジャーナリングする時間。
私は日記もつけているので、夜は日記に当てています。
ですので、できれば朝の時間がおすすめです。
もしくは何か大事な用事の前1時間ぐらいの余裕を持って、どこかカフェにでも入ってできます。
大事な用事の前に、時間の余裕をもってジャーナリングをすると、意外と大事な用事をさくっとこなせることがあります。おそらく心に積もっていた心配事などがジャーナリ
ングで解決されたから、用事にも前向きに対応できるのでしょう。
意気込みを書き込んだりするのも、もちろん良しです。
ジャーナリングの場所。
どこでもできます。家にいることが好きな人は家でもいいですし、カフェで気分転換したい人はカフェでもいいです。ただお勧めしない場所もあります。それは顔が割れているところです。理由は、話しかけられたりしてしまうと中断しなければならないからです。ただ不思議とジャーナリングをしていると、話しかけられることをわかっている場所へ赴く場合は、人と話すことをメインに考えているため、より一層楽しく会話できるようにもなります。
ぜひジャーナリングのノートと向かい合ってみてください。
毎日でなくても、3−4回/週が理想とは言われています。
ノートと向かい合っているとはいえども、実は自分と向かい合うということが分かってくると思います。
そして意外と自分ってかわいかったり、骨のある人間だったりしますよ!
ジャーナリングは、そういう自分を支えてくれる親友みたいな存在になっていきます。